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決議案の趣旨は北朝鮮で長期にわたり組織的、広範囲に人権が侵害されることや、こうした行為が処罰を受けないことを非難しているという。
聯合ニュースによると、北朝鮮の人権に関する国連調査委員会が指摘した拷問や非人道的な待遇、強姦、公開処刑、非司法的で恣意的な拘禁・処刑なども取り上げ、深刻な憂慮を表明した。
共同通信によると、同趣旨の決議採択は13年連続。共同提案国は61カ国で昨年より2カ国増えた。12月中旬に国連総会本会議で正式採択の見通し。
北朝鮮の慈成男国連大使は決議採択を「断固として拒絶する」と述べ、退席した。
日本の別所浩郎国連大使は採択後、記者団に「コンセンサスで採択されたことを歓迎する。北朝鮮が国際社会の声を受け止めて、政策を変えることを期待する」と語った。