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クリスティーズは、このレオナルド・ダ・ヴィンチの油絵「サルバトール・ムンディ」の落札額は美術品の落札額として史上最高額だと発表した。主催者は落札価格を1億ドル(約113億円)前後と予想していた。
Leonardo da Vinci's masterpiece Salvator Mundi achieves $450,312,500, a #worldauctionrecord for any work of art sold at auction. pic.twitter.com/snKxm7t3cb
— Christie's (@ChristiesInc) 16 ноября 2017 г.
「サルバトール・ムンディ」は1500年ごろに制作され、長年行方不明になっていたため「幻の作品」として注目を集めていた。20枚もない現存するダ・ヴィンチの絵画のうち唯一の個人所有。
クリスティーズによると、17世紀に英国王チャールズ1世が所有していたが、その後、所在が分からなくなった。2005年に再び存在が確認されてダ・ヴィンチの作品と鑑定され、11年にロンドンのナショナルギャラリーで展示され大きな話題となった。この作品を除くダ・ヴィンチの絵画はいずれも各地の美術館に所蔵されている。
10月、ダ・ヴィンチの「モナリザ」の複製画に鉛筆で口髭と顎ひげを付け加えたフランスの画家マルセル・デュシャンの作品がパリで競売にかけられ、74万3000ドルで落札された。