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同紙によると、5人はチュニジア国籍だ。5人がイタリアにやって来たのは2014年で、現地の大学に入学して居住許可を得た。
5人は、イタリア国内でダーイシュの関連組織を作ろうとした疑いをかけられている。うち3人は違法薬物を取引した疑いで現在自宅軟禁の状態に置かれている。あとの2人のうち1人は2016年イタリアから国外追放されたが、双方とも自由の身にある。組織のメンバー2人は行方がつかめておらず、中東でダーイシュ側の戦闘員として戦い死亡したと見られている。
トリノの検察は5月に逮捕状を裁判所に請求したが、1ヶ月後に棄却された。数日後には検察は控訴をし、この件の再検討が決定された。
5人はしかし、イタリアの法に従い逮捕状発布に異議を唱える時間が与えられるため、まだ逮捕することはできない。現在、ラ・スタンパによると、最高裁判所の判決後に逮捕されるかが決められる。
また、コリエーレ・デラ・セラ紙によると、被疑者は逮捕状発行後10日以内に最高裁判所に逮捕状取消を請求できる。最高裁が請求を検討すれば、被疑者は逮捕されずに自由の身でいる機関も長くなる。
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