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賛成は12国。拒否権を持つロシアとボリビアが反対。安保理常任理事国の中国は棄権した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、調査団の権限延長は調査団の作業方法の根本的な欠陥が修正された場合のみ可能だと述べた。また、ロシア案は国連安保理で「いまだテーブルの上にある」と指摘した。
ネベンジャ氏は、調査団の「活動再開を案じている人が本当にそれを望むなら、彼らにはこの決議案に対する有意義な作業に加わる機会がある」と述べた。
スプートニクが入手した米ホワイトハウスの代表の声明には、米国が採決の結果を受けて、調査団の権限延長を求め続けるとし、「米国は、化学攻撃実行の責任者を見つける重要な作業と、犠牲者のための公正な裁き、化学兵器の使用は誰にもどこでも許されないという明白な信号を続けるため、国連安保理による調査団の権限再開を求めるため、止まることはない」とある。
日本案は、国連安保理で16日に米国案もロシア案も否決された後に採決された。米国案はロシアが拒否権を行使。ロシア案は必要な9カ国の支持を得られなかった。
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