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国家情報院の代表が議会諜報委員会の指導部との会合で明らかにしたところによれば、北朝鮮のミサイル開発を行っている学術調査センターの付近で輸送手段がさかんに動いている様子が確認されていることから、ミサイルのエンジンの実験が実施されるのではないかと見られている。
こうした一方で豊渓里(プンゲリ)核実験場で地下核実験が行われた形跡については韓国諜報部側はつかんでいないものの、一方で金正恩氏の命令が下されれば、いつそうした実験が行われてもおかしくないとの判断を行っている。核実験場では第3トンネルは実験の準備態勢が常時整えられており、第4トンネルではつい先日、建設工事が再開されている。第2トンネルは放置されているものと見られている。
先週16日、国家情報院は議会委員会との会議の中で、北朝鮮のミサイル開発者らが大陸弾道ミサイル製造の最終段階で著しい困難に突き当たり、ミサイル・エンジンをテストが数回行われたものの、不成功に終わったことを明らかにしていた。この他、弾頭を大気圏に安定して帰還させる技術が成功しなかったものと見られている。このことから韓国側は北朝鮮がいつ次の実験を行ってもおかしくないと判断している。
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