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雷により反物質と放射線が生成 京大など観測

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雷により反物質(陽電子)が発生し、反物質の消滅の際に弱い放射線「ガンマ線」が出ることを、京都大、東京大、北海道大などの研究チームが明らかにした。論文は23日付の科学誌ネイチャーに掲載された。日本の各紙が報じた。

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雷から出るガンマ線が大気中の窒素と反応する過程で反物質が放出される。その反物質も電子とぶつかり、ガンマ線が新たに放出される。雷による核反応は仮説が立てられていたが、観測されたのはこれが初めて。なお、雷によるガンマ線は人体にほぼ影響を及ぼさないレベルだという。

反物質は普通の物質と反対の電気的な性質を持つ。反物質は電子と衝突すると消滅する。宇宙誕生時には普通の物質と反物質は同量あったと見られているが、現在は反物質がほとんど消えている。宇宙の解明につながると見られる反物質の研究は、世界中で活発に行われている。

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