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フランス・インフォによると、このような手術が行われたのは世界初。手術はパリのサンルイ病院で、数段階で行われた。
形成外科医のモーリス・ミムン教授はフランス・インフォの番組で「初めて我々は皮膚の95%を移植した。これはほぼ完全な移植だ」と語った。
男性は2016年9月に職場で火傷を負い、双子の兄弟がすぐにドナーになることに同意した。医師たちはまず患者の準備を行うための手術を数回実施し、その後、3段階で皮膚の移植を行った。ドナーは合わせて全身の50%の皮膚を提供した。
— BFMTV (@BFMTV) 23 ноября 2017 г.
2人はホモ接合双生児で、同じDNAを持っていたため、移植による拒絶反応は起こらなかった。
ミムン氏によると、今回の手術は専門家たちに皮膚移植発展への希望を与えるという。ミムン氏は「ドナーの皮膚が迅速に提供された場合、全身の95%に火傷を負った患者の命を救うことができることがわかった。我々は、いつかドナーの皮膚が万能なものになることに期待している」と語った。
またミムン氏は、手術中に医師らが皮膚の複数の箇所の再生を確認したことを指摘した。
火傷を負った33歳の男性はすでに退院し、自宅へ戻った。現在リハビリを受けており、自力で動くことができるという。
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