グリーンピース、仏原発に10分未満で侵入

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国際環境保護団体「グリーンピース」がフェイスブックで、同団体の活動家らが仏南部アルデシュ県にあるクリュア原子力発電所に侵入することに成功したと発表した。

スプートニク日本

それによると、現地時間午前6時20分、原発の敷地に活動家20人が侵入した。グリーンピースは「侵入するのに必要な時間は10分未満だった」としている。

数人の活動家は使用済み核燃料が保管されている貯蔵プールの一つによじ登り、他の活動家らは原発の敷地に簡単に侵入できた証として、色のついた手形を壁に残していった。

フランスの核施設を管理している「フランス電力(EDF)」社は原発侵入の情報を認めており、活動家らは直ちに保安局によって確認された後「拘束」され、憲兵によって「逮捕」されたとしている。

同社は発表で、「今回の侵入による施設の安全性に対する影響はない。我が社はグリーンピースの行動を断固非難する」と述べている。

グリーンピースによる今回のような侵入はここ数カ月で既に2度目。10月にはカットノン原発に侵入し、原発事業の保安体制の悪さを示すため、原発から花火を打ち上げた。

また、グリーンピースはこれより前に報告書を発表し、その中でフランスとベルギーの原発に対する攻撃の危険性について警告している。特に、核廃棄物を保管する貯蔵プールの保安水準が低いとして、貯蔵プールに対する攻撃は事故を誘発する可能性があると懸念を示していた。

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