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同紙によると、正男氏のリュックには同氏の皮膚からその痕跡が検出されたVXを含む神経剤や毒を取り除く薬剤、アトロピン12アンプルが入っていた。
3月10日にアンプルを調査するための見本を受け取った毒物学者のK.シャルミラ氏は、金正男氏殺害事件に関するマレーシア高等裁判所の審理で、アンプルの中に解毒剤が入っていたことを確認した。
また同氏は、アンプルに書かれていた文字は韓国語だったとする被告の弁護士の発言に反論した。
2月13日、マレーシアのクアラルンプール空港で「キム・チョル」名義のパスポートを所持した北朝鮮国籍の男性が死亡した。警察は遺体から、化学兵器禁止条約により禁止されている神経剤VXの痕跡を検出した。