ロイター:フリン氏、トランプ氏当選後の対ロシア制裁解除計画に関与

© REUTERS / Carlos Barriaフリン元米大統領補佐官
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フリン元米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がロシア側と協議した計画の様相を明らかにする文書をロイター通信が入手したことがわかった。この計画によれば、2016年の米大統領選挙でトランプ氏が勝利した場合、フリン氏が中東での露米両国による複数の原子力発電所建設プロジェクトを支持することになっていた。このプロジェクトは対ロシア制裁の解除を見越したものだったという。

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ロイター通信は、ワシントンに拠点を置き原子力発電に関するコンサルティングを行う「ACU Strategic Partners」社のアレックス・コプソン専務取締役が協力企業に宛てた16年11月16日付のメールの抜粋として、「トランプ氏の当選はゲームのルールを変える。なぜならトランプ氏の最優先課題となるのは対ロシア関係の安定化だからだ」との文言を伝えている。コプソン氏は同通信に対してコメントを拒否したという。

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フリン氏は1日、ロシア政府関係者らとの接触について米連邦捜査局(FBI)に対し虚偽の証言を行った罪を認めた。フリン氏は2月に大統領補佐官の職を辞任している。辞任の公式の理由は、ロシアのセルゲイ・キスリャク駐米大使(当時)との自らの接触についてペンス副大統領に完全な形では報告しなかったこととされている。このことに関連し、米国では16年の選挙への「ロシアによる介入」について捜査が行われている。

ロシア連邦会議(上院)のアレクセイ・プシコフ議員は、トランプ氏のロシアとの関係を見つけ出そうとする新たな試みは、これまでのものと同じように無意味であると判明するだろうと述べている。

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