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カナダ・マニトバ大学の専門・応用倫理センター長、ニール・マッカーサー氏は「臨場感あふれる仮想セックスの時代が到来したと自信を持って言える」と主張する。
マッカーサー氏は、ロボットが欲求に合うように仕立てられるため、多くの人々が主な性的体験としてロボットを用いるようになるとの見方を示した。
「セックスボット(ロボットのセックスパートナー)が来ていることは間違いない。人々はロボットと緊密な関係を結ぶようになる。これらのロボットは人々の欲求に合うように仕立てられ、人間のパートナーができないか、しないようなことをするようになる。」
研究者らは心療内科医に、デジセクシャルの性質を理解して、こうした顧客の増加に備えるように呼掛けた。
著者らによると、報告書で書いた現象が関係に害を及ぼし、離婚につながる可能性があるうえ、恥や罪の感情をもたらすおそれがある。
責任あるロボット工学基金(FRR)によると、近い将来にセックスボットは老人ホームや、遠距離恋愛のカップルの「助け」として用いられるようになる。
こうしたロボットを生産しているのはまだ4つのメーカーのみだが、専門家が予測するところ、この10年間でこうした傾向はいたるところで見られるようになる可能性がある。
英紙テレグラフによると、FRRの創設者でシェフィールド大学のAIロボティクスの名誉教授であるノエル・シャーキー氏は、セックスボットやダッチワイフが現在、性的逸脱と考えられているが、これが将来的に変化するかは明らかではないとの見方を示した。
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