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パレスチナのフェダ・アブデリ・ハディ・ナセル代理大使は「米大統領が発表した非常にいまわしい決定の観点から、我々は安全保障理事会に対し自らの義務を履行し、その決議の権威と不可侵を守るためにこの極めて重大な問題に遅滞なく取り組み、速やかに行動するよう求める。国際社会はエルサレムの地位に関する自分たちの明確な法的立場を確認し、同ステータスのあらゆる違反を認めないことを確認、またこの決定が取り消されることを求めなければならない」と伝えた。
また代理大使は、国連安保理決議は3つの宗教都市としてのエルサレムの特別な地位と、武力による領土獲得を容認しないという安保理決議は効力を有しているという「明確なシグナルを送る」必要があるとし、米国の決定はエルサレムとすべての占領パレスチナ地域に対するイスラエルの違法な政策と措置を奨励するだけだと強調した。
代理大使はまた、これは緊張を高める恐れがあると警告し、そこには過激派が利用している「政治・領土紛争の際限なく続く宗教戦争への発展」も含まれると指摘した。