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モゲリーニ氏は「私が最も危惧しているのは、我々は米国と共に和平プロセスの再開に取り組んできたことだ。今回の一歩(エルサレムをイスラエルの首都と承認すること)によって、米国がこの役割を他の世界各国と共に演じる可能性は断念せざるを得なくなるだろう。自分が思うに、これは米国にとっても危険なことだ。何故ならこの地域と紛争において米国が占め得る立場を弱めることになるからだ」と説明し、「私は特にアラブ諸国の反応を見ているが、今回のことで、誠実な仲裁者としての米国の信用がいくらか損なわれたという印象がある」と指摘した。だが同氏は、EUとしては米国の立場を変えさせるための働きかけは行わないと強調した。
トランプ氏は6日、エルサレムをイスラエルの首都と正式に認め、現在テルアビブにある米大使館の移転準備を開始するよう国務省に指示したと発表した。その一方で、米政府は双方にとって受入可能な和平合意を促進していく意志を維持すると説明している。
トランプ氏は6日、エルサレムをイスラエルの首都だと正式に認め、現在テルアビブにある米大使館の移転準備を開始するよう国務省に指示したと発表した。