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7日、フィギュアスケートのグランプリファイナルで行われた記者会見で、ミハイル・コリヤダ選手(ロシア)がIOCの決定についてロシア語で言及した。
日本スケート連盟が雇った通訳はこれを、「ロシアの犯したことを考えれば当然の措置と考えている。私はそれに従って、ロシアを代表して出ることはもちろんない」などと日本語に訳した。
しかし翌日、連盟に外部からの指摘が入り、誤訳が明らかになった。正しくは「ロシア選手が出場できるのは正しい判断だったと思う。正直に言えば、ロシアチームが参加しないオリンピックは想像できない」と発言していた。
なお、ロシアフィギュアスケート連盟のサイトによると、コリヤダ選手はIOCの決定について「今は自分の仕事のことをより多く考えている。それらのニュースは全て気をそらし、混乱させるからだ。トレーナーが朝、ロシア代表が中立の旗の下で韓国に向かうと伝えた。これは正しい。アスリートは全人生をそれに向かって進んでいる。そして私が思うに、彼らが参加する機会を奪う必要はない」とコメントした。
国際スケート連盟は誤訳に対して謝罪と訂正の文書を出した。
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