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ティラーソン長官は、米国は天気のような些細な話題だろうが、とりあえず初の会談を行う構えにあるものの、理想を言えば、互いの立場を理解するため、これからの歩みを示す「ロードマップ」的な計画をたてることができれば幸いだと語った。長官は、北朝鮮側からはどんな人間が交渉に臨むかはわからないと吐露している。
ティラーソン長官によると、世界は今、「新たな」北朝鮮指導者と事を構えているのであり、この人物は「自分の父も祖父も愛してはいない」との見解を示し、「このため我々はそういった人物と構える事がどういったものになるかという予測がつかない。私の予想では、自分のパートナーが誰なのかを知りたい。相手がどのように作業を行い、思考しているのかを理解するため、なんらかの手がかりを得たい」と語った。
ティラーソン長官はまた、北朝鮮は核プログラムの発展にあまりに多額の投資を行ったため、それから手を引けというのは交渉の条件にはなりえないとの認識を示したうえで、これを米大統領も現実的に受け止めているとコメントした。
ティラーソン長官は、交渉が成立する唯一の条件となりうるのは一切の弾道ミサイルの発射を排し、「静寂体制」を順守することと指摘した。
ティラーソン長官は「門戸は開かれている」と強調している。