露、危険な甲虫を理由にスリランカ産茶の輸入制限へ

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ロシア連邦獣医・植物検疫監督局は14日、スリランカから輸入された茶から有害な甲虫が発見されたとして、茶が大半を占める同国からの農産物の輸入全てを18日から制限すると発表した。

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それによると、スリランカから輸入された茶1万8165トンを検査した際、梱包材から「ヒメアカカツオブシムシ」と呼ばれる特に危険な甲虫が発見されたという。

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「ヒメアカカツオブシムシ」は、世界で最も危険な雑食性の害虫の一つで、コメ、トウモロコシ、豆などの貯蔵された農産物に被害を与える。以前、アフリカ諸国で貯蔵されていた作物の最大70%が、ヒメアカカツオブシムシの被害を受け壊滅したケースが知られている。ヒメアカカツオブシムシがロシア国内に持ち込まれることによる損失は数百億ルーブルに上る可能性があると、同局は指摘している。

スリランカはセイロンティーの産地で、世界の茶全体の約10%を生産している。2016年にロシアが輸入した茶全体の約30%がスリランカ産だった。

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