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米国の研究グループは2005年から2012年にかけて国家プログラムの枠内で医療機関に働く1万人の従業員の食習慣と健康状態を観察した。このプロジェクトの参加者らは定期的な検査を受け、食生活を詳細に報告し、プロジェクト開始前と開始後に眼底と角膜のテストを行った。
その結果、熱いお茶を飲んでいた人たちは炭酸飲料や冷たい飲料水を飲んでいると答えた人よりも緑内障を病むケースが格段に少ないことが分かった。お茶は紅茶、緑茶の如何を問わず、1日わずか1杯の飲用で緑内障の罹患率は75%も少ないことが明らかになった。
専門家らは、お茶が健康あたえる効能は、この中に破壊力を持つ化学分子が蓄積されることよって眼の細胞が死んでいくプロセスを鈍化させる抗酸化物質が多く含まれていることに起因するのではないかと指摘している。この他お茶に含まれるフラボノイドは血管を拡張し、目に十分な量の酸素や栄養物質を届ける働きがある。