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肉食の獣脚類(陸上に生息していた二足歩行恐竜)は6500万年前に絶滅した。古生物学者らは、唯一残っている骨と化石に甘んじなければならない。ところが、今回見つかった獣脚類に似た動物の死骸には肉が保存されており、他と類を異にしている。
研究者らは、この死骸についての必要な調査が全て終了するまで、結論を出すことを避けている。デリー大学で古生物学を教えるアーリアン・クマル氏は、恐竜の肉が6500万年間にわたって保存される可能性を否定している。
発見された死骸は3種の恐竜--デイノニクス、コエロフィシス、ドロマエオサウルス--のうちの一つである可能性がある。少なくとも、それらに非常によく似ている。
英タブロイド紙「デイリー・メール」によると、専門家らは状況を冷静に分析することを呼びかけており、この死骸が洞角類(ウシなど)に属する動物の突然変異した胎児のものであるとの説を唱えているという。
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