スプートニク日本
朝鮮日報が伝えたところによると、ジョンヒョンはソウルの淸潭洞にあるオフィスとホテルが一緒になった建物の中で、意識を失って床に倒れていた。ジョンヒョンは練炭を燃やそうとしたようだったが、意識を失って倒れた。すぐ病院に運ばれたが間に合わず、そのまま死亡した。
時間の経過につれて別の説が出てきた。聨合ニュースが警察で得た情報によると、夜の6時近くに自宅で意識不明の状態で発見されたという。午後4時42分に姉から警察に「ジョンヒョンが自殺した」という連絡があった。午後6時10分に警察が到着し、意識不明のジョンヒョンを発見。近くの病院に運び込まれたが、死亡が確認された。
警察は部屋の中で、練炭に似たものがフライパンの上にのっているのを発見した。そのため、ジョンヒョンは自ら人生にピリオドを打ったのだろうという結論が出された。しかし警察は全ての可能性を考慮して調べを続けている。
ジョンヒョンは遺書は残さなかったようだ。現段階で唯一確認されているのは、ジョンヒョンが姉に送った自殺を示唆するSMSだけである。それを受け取った後、姉は警察に通報した。
ファン達の注意をひきつけて離さないのは、ジョンヒョンの最後のインスタグラムへの投稿だ。
「僕は座っていた、暗い部屋で横になって丸まり、思った。君はいつか、みんなを残していったことを悔やむだろうか?絶えず生まれ続ける傷と、いらいらさせる空気が、とどまることがあるのだろうか?君が苦しまないことを望む。僕が望んでいるのは、君が幸せでいてくれることだけだ。ひとりで暗闇で過ごさないで、自分をいじめないで、お願いだから、自分をいじめないで」
この一節は、韓国のロックグループ「Dear Cloud」の歌「僕は君の隣」からとったものだ。ファン達はコメント欄に、「これは本当じゃないと言って」と、悲痛な書き込みを残している。
また、次の事実も明らかになった。ジョンヒョンが警察に発見されたとき、すでに心臓が止まっていたが、その場で心肺マッサージがほどこされて蘇生が試みられた。しかしジョンヒョンが意識を取り戻すことはなかった。ジョンヒョンが発見された場所は彼の普段の自宅ではなかった。ジョンヒョンはこの部屋を2日間借りただけだったのである。
ジョンヒョンは、「シャイニー」のメンバーとして10年間活動した。ここ最近数年は、ソロ活動の場も広げようとしていた。
シャイニーは人気の高い韓国のボーイズ・バンドで、2008年にソウルで活動をスタートさせた。シャイニーはロシアでも有名で、ロシアのSNSにはシャイニーファンのグループがたくさんできている。