インド、サイクロン「オキ」で死者８８人に【写真・動画】

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「オキ」（ベンガル語で「目」）は１２月第１周、インド南部と南西部で猛威を振るった。この間、タミル・ナードゥ州にあるインド最南端の都市カンニヤークマリの岬などで漁をしていた数百人の漁業関係者と連絡が取れなくなった。行方不明者の正確な人数はサイクロンが収まって数日後に明らかになった。インドの海軍と空軍、沿岸警備隊が力を合わせ、行方不明者の大半、２５００人ほどを救出できた。残りの人々の命運は依然として明らかではない。

政府は「突然で前例のないほど強力なサイクロン『オキ』がケーララ、タミル・ナードゥ両州、連邦直轄領ラクシャディープ諸島の住人を突如襲った。オキの結果、８８人が死亡。そのうち７０人はケーララ、１８人はタミル・ナードゥ両州。多くのものと依然として連絡が取れていない」という声明をサイトに掲載。

インド国家災害対応部隊によると、タミル・ナードゥ州だけでも被害総額は１７億ルピー（約２９億円）と算出される。さらに４５００棟の家屋が全壊し、１万棟ほどが大きな被害を受けた。オキにより、インド南部と南西部の一連の地域では電気が完全に断たれた。

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