スプートニク日本
「ツェリーナ-D」は12月17日モスクワ時間19時39分に追跡不可能となった。このことから軌道から完全に外れ、太平洋に落下した公算が高い。
衛星がレーダーから消えた点にもハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究者らは着目。ジョナサン・マクダウエル氏は、衛星の最後の位置は南極移動中に確認されたとツィッターに書き込んでいる。
The Soviet signals intelligence satellite Ikar No. 630 (codename Kosmos-1346) reentered around 1630 UTC Dec 17 on a track from the Antarctic over S America to the NW Atlantic.
— Jonathan McDowell (@planet4589) 18 декабря 2017 г.
ソ連時代にウクライナ共和国のユージュノエ設計局が開発した「ツェリーナ-D」は1982年3月31日にプレセツク宇宙基地から打ち上げられた。NORADは「ツェリーナ-D」の落下可能性について幾度か警告してきた。米国の研究者らの予測では、大気圏で焼失しなかった破片が今年11月4日と25日に地球表面に到達するとされていた。
関連ニュース