ソ連時代の偵察衛星が太平洋に落下か

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ソ連時代の軍事偵察衛星「ツェリーナ-D(コスモス1346)」が南米領域のレーダーから消え、太平洋に落下したと考えられている。北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の情報がサイトSatflare.comに掲載され、明らかになった。

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「ツェリーナ-D」は12月17日モスクワ時間19時39分に追跡不可能となった。このことから軌道から完全に外れ、太平洋に落下した公算が高い。

衛星がレーダーから消えた点にもハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究者らは着目。ジョナサン・マクダウエル氏は、衛星の最後の位置は南極移動中に確認されたとツィッターに書き込んでいる。

ソ連時代にウクライナ共和国のユージュノエ設計局が開発した「ツェリーナ-D」は1982年3月31日にプレセツク宇宙基地から打ち上げられた。NORADは「ツェリーナ-D」の落下可能性について幾度か警告してきた。米国の研究者らの予測では、大気圏で焼失しなかった破片が今年11月4日と25日に地球表面に到達するとされていた。

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