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開票率99%の時点で、独立を訴える3派が過半数の70議席を確保した。反独立の新興中道右派「シウダダノス」が37に対し、プチデモン前州首相らの保守系独立派「カタルーニャのための連合(JXC)」が34、ジュンケラス前州副首相の左派系独立派「カタルーニャ共和左派(ERC)」が32。極左系独立派の「人民連合(CUP)」の4となった。
プチデモン氏は「苦境の中、異論の出ない高投票率で勝利した」と宣言し、「すぐに州自治権を回復し、拘束中の政治家らの釈放や自身の帰国を認めるべきだ」と中央政府に求めた。
カタルーニャ州では、スペイン中央政府が認めないまま、独立を問う住民投票が10月1日に実施された。投票の結果に基づき、カタルーニャ州のプチデモン元州首相が独立を宣言したことを受け、スペイン閣僚会議は10月21日、カタルーニャ州の自治権を停止するスペイン憲法第155条の適用を承認し、州議会解散と12月21日の州議会選挙実施を発表していた。