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マスク氏は、赤のテスラ・ロードスターはテストに変化をもたらすために火星に送ると指摘した。
これより前、新大型ロケット「ファルコン・ヘビー」の初めての打ち上げが1月に実施されると、マスク氏が発表した。
さらにマスク氏は、ロケットの有効ペイロードとして、デヴィッド・ボウイの楽曲「スペイス・オディティ」を奏でる、自身が所有するサクランボ色のスポーツ電気自動車「テスラ・ロードスター」を搭載するとし、「目的地は火星軌道。打ち上げ時に爆発しなければ、深宇宙に約十億年にわたって存在し続けることになるだろう」と述べている。
12月21日、マスク氏は、17トン以上の貨物を火星軌道に運ぶことができる大型ロケット「ファルコン・ヘビー」の写真を公開した。
全長70メートル、重量1400トンの2段式のロケットは低軌道に63トン以上のペイロードを送る事が可能で、今日において圧倒的な数値を誇る。
現在広く用いられているロシアのロケット「プロトン-M」のペイロードは23トン以下。また、積載量140トンの米国のサターンVや、低軌道に最大200トンのペイロードを運べるロシアの「エネルギア」は前世紀末に生産が終了している。
新たなロシアの大型ロケット「エネルギア5.1」は性能ではファルコン・ヘビーを凌駕する可能性がある。同ロケットは現在企画段階にある。
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