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少年はエセックス州バジルドンに住むカルマ・コートニー君(10)。カルマ君は高機能自閉症をおうために、他人とのコンタクトで境界線を意識したり、友好的な関係を維持するのが困難な反面、大人数の前に出て何かをすることに恐怖は感じない。先日、カルマ君は歌唱力の高い子どもの出演するテレビ番組「ザ・ヴォイス」にも出場したが、その先の選抜には漏れてしまった。
カルマ君はお母さんとやってきたスーパーマーケットで突然、米歌手のスモーキー・ロビンソンの『Who's Lovin You』を歌い始めた。カルマ君のお母さんが後で夫にその様子を見せようと撮影したビデオがまわりまわって彼女の兄弟の手でFacebookにアップされ、思わぬ話題を呼んでしまった。
カルマ君のお母さんの話では、カルマ君自身はFacebook上で有名になるまで自分の才能には目覚めていなかった。Facebookで全くの他人がこれだけ自分をほめてくれるのを読んで、カルマ君は「本当にいいんだ」とわかったそうだ。