ウズベク出身有名女性ピアニストが明かすクラシック音楽、開放的な服装、セクシーさの組合せの秘訣 独占インタビュー

© 写真 : Lola Astanovaローラ・アスタノヴァ
ローラ・アスタノヴァ - Sputnik 日本
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ピアニスト、ローラ・アスタノヴァさんはリアーナの「Don’t Stop The Music」に触発されユーチューブに投稿した自作曲をミリオンヒットさせ、2009年センセーションを巻き起こした。26歳のとき、アスタノヴァさんは米ニューヨークにある有名なカーネギーホールのメインホールでソロコンサートを開いた。移住について、クラシック音楽と趣味の良い開放的な服装の組合せについて、アスタノヴァさんはスプートニクのインタビューで語った。

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アスタノヴァさんはウズベキスタン首都タシケント生まれ。6歳の時、才能のある子どものための音楽学校に入学し、ピアノを習い始める。1年後にはすでに全世界で演奏し、欧米の様々な音楽祭やコンサートに参加した。2001年には米国永住を決意した。

 

 

スプートニク:自身の芸術活動について教えてください。音楽はいつから習いはじめましたか?

母が高等音楽院を修了したため、ピアノは私の人生で最初から存在していました。ですが、音楽に真剣に取り組むようになったのは、母が初めてタマーラ・ポポーヴィチのスタジオに連れて行った時です。私は背が低く、ペダルにまだ脚が届かなかったため、足の下に2冊の分厚い電話帳が置かれたほどでした。

スプートニク:米国への移住を決意した動機は?

2000年代の初頭に米国へ移住しましたが、主な動機はキャリアでした。私はこうした道を選んだ第1例目ではなく、クラシック音楽の中でもラフマニノフ、ホロヴィッツをはじめとする多くの人々が私の前にこの道を進みました。前進を望んでいた私に、米国は他のどこにもないチャンスを開いたのです。

スプートニク:クラシック音楽は厳格で抑制された服装と連想されます。このステレオタイプを破壊するアイデアはいかに頭に浮かんだのですか?

リストとショパンに関する本を読めば、彼らは当時のロックスターだったことがすぐにわかります。彼らは自由で情熱的で、本物のファッションスターでした。そのため、彼らの音楽が何か縛られた、悲しいものと連想されるようになったことが奇妙なのです。とはいえ、クラシック音楽がある種の「美術館」に変えられ、人々は音楽を窒息させてガラスの下に密封保存して管理するようになった以上、これは驚くことでもありません。この人々はなぜか、彼らのみが偉人の名を持って語る権利を持ち、彼らのみがその音楽をいかに演奏すべきかを知っていて、彼らのみが「良い趣味のマスターサンプル」であるという幻想とともに生きており、全ての人々にこのナンセンスを押し付けるのです。植物の標本を吟味することが好きな人がいるように、これを好むひともいますが、私にそれは一切関係ありません。

私は脈拍と呼吸、直感、感情、思考を持つ生きた芸術に携わっています。私に「ステレオタイプを破壊する」という特別な任務はなく、ただ感じる通りに好きなことをしているだけで、これが多くの人々を感動させてインスピレーションを与えることが嬉しいのです。好みでない人々は、植物の標本を楽しみ続けることもできます。

スプートニク:今まで受け取った中で最も変わった賞は?

私の賞で「変わっている」と呼べるものがあるかどうか。ある時、コンサート後に私にピアノ型のチョコケーキが贈られましたが、もちろん甘く、珍しい褒章でしたね(笑)最新の賞はエミー賞です。これは、私が演奏したジョージ・ガーシュウィン作曲「ラプソディ・イン・ブルー」が使われた映画が受賞したものです。

スプートニク:音楽の他に好きなものは?趣味はありますか?

化粧が好きで、自分の化粧はいつも自分でします。そもそも、流行は興味を持って追っています。ファッションデザイナーは私たちの時代の偉大な芸術家に含まれており、モードは疑いなく、私たちの文化と世界認知の大部分を占めます。

スプートニク:あなたの服装と作品の間に関係はありますか?イメージはどのように選びますか?

演奏のための服装を選ぶ時まず考えることは評判とコンサート会場、聴衆です。私の服装が鮮やかで有機的であることを望みます。私の演出の一部ですから。コンサートにいる人にとってこれは特別な出来事で、彼らはそれを待ち望み、少なくない金額を支払ったのであり、彼らがお決まりの音符のまとまりを機械的に駆け足で終わらせるためにベッドから出てきてステージに上ったヨレヨレの人物を見たがることはまずないでしょう。

スプートニク:多くの人があなたを音楽家としてだけでなく、素晴らしい女性美の持ち主として賞賛していることについてどうお考えですか?

あらゆるアーティストの出演は諸要因の組合せで、観客はそれぞれ、彼もしくは彼女が最も興味を持ったことに集中します。音楽を聴く人もいれば、服装を観察する人もいて、誰かにとってはコンサートはただ「人前に出ること」です。私の肉体は私の一部で、オーディエンスの誰かがこれに関心を持つならば、どうぞ、私の感情を害することはありません。ですが、私への関心を外見のみで説明する人を失望させてしまうかもしれませんが、第1に、SNSにはあらゆる「女性の体形」が豊富にあり、それを評価する人にとってピアノは全く必要ではありません。第2に、フォロワーを見れば容易に納得できることですが、私のオーディエンスの半分は、私の肉体が感情を揺さぶることはないであろう女性です。最後に、私が受け取るコメントやピアノの圧倒的多数は私の音楽のみに言及したものです。

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スプートニク:予定についてのお決まりの質問です。現在取り組んでいるプロジェクトは?近いうちにオーディエンスがあなたに期待できるものはなんでしょう?

来年は非常に面白い年になるはずです。まず、アンドレイ・ボチェッリと私のユニークなコンサートについてのドキュメンタリー映画「静寂劇場への旅」が公開されます。第2に、私と2CELLOSのステファン・ハウザーが、クラシック音楽へのステレオタイプを更に打ち砕くであろうデュエット曲とコンサートの準備をしています。

 

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