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鑑定によればこれはラファエロが1520年に逝去する前の、およそ500年前に描かれた画家の最後の作品とみられている。
ラファエロはイタリア人画家で建築、グラフィックも手掛け、多くの傑作を残している。没年は1520年、わずか37歳の急逝だった。
バチカン美術館の主任修復師のファビオ・ピヤチェンチニ氏は発見の喜びを次のように語っている。
「表現につくせない思いです。おそらくこれがラファエロの描いた最後の作品だろうと思うと、ここに彼がいるかのような感覚に襲われます。」
フレスコ画に描かれているのはふたりの女性の姿をとった「正義」と「友情」。ふたりは最近、掃除が開始されたバチカン美術館の部屋の壁に描かれていた。
Две 500-летние картины Рафаэля нашлись во время уборки pic.twitter.com/9XJi6hDumL
— Леночка Чертёнок (@hellblood) 27 декабря 2017 г.
この部屋にはラファエロの作品のほかに装飾が施されている。これらフレスコ画の修復作業の完了は2022年の予定。部屋の修復作業には270万ユーロが拠出される。
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