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心理学を専攻するオリガ・マホフスカヤ修士は、人間はよく理想的な条件が整うまで自分の大事な願い事の実現をあと伸ばしにしてしまうものだと指摘している。
「何が実現を妨げているか、これを探そうと意識しているならば、いつだって簡単に見つけることができます。病気になった。給料が低いとか、大きな失敗が自分の責任ではないと主張したいなら、こうしたうまくいかない条件など数珠つなぎに見つかるでしょう。」
マホフスカヤ氏は、だからこそ年頭に「自分の思うことをたくさん挙げ、願いを実現したいと夢見、具体的に何をしたいか理解すること」が非常に重要だと指摘している。
もう一人の心理学者のアレクセイ・オスニツキー氏は新たな生活を始めようと願うならば、他の人の生活にはあまり目をくれないほうがいいと指摘している。「みんながあなたが失敗するのを目をみはってみているなどと考える必要はありません。大事なのは失敗しても自力でやりなおし、解決することなのですから。」
オスニツキー氏は新しい生活は徐々にスタートさせたほうがいいと進言する。例えば、スポーツを始めるとき、きついトレーニングを最初からやらずに軽い柔軟から始めるのと同じで、ダイエットなど自分によい習慣を始めるときも軽く、易しいことから段階的に進めるほうがいい。
マホフスカヤ氏は、人間は全部を一度に認識するのは難しいため、何度か試行してから、先に進むとよいと語る。「人間のなかには、なんでも全部、いっぺんに手に入れないと気が済まない子どもの自分が住んでいて、この子どもと意見を折り合わせないといけないんです。」
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