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トランプ大統領の弁護士は、バノン氏がトランプ政権で働いていた時に署名した秘密保持契約に違反したことを訴えた公式書簡を同氏に送った。
書簡では特に、バノン氏が米大統領やその家族、選挙運動の過程について「さげすんだような、場合によってはあからさまに中傷的な発言を行った」と述べられている。
ウルフ氏の新刊「Fire and Fury: Inside the Trump White House」は、1月上旬に発売される。同書籍に書かれているトランプ大統領に関する批判的な事柄の一部が1月3日、『New York Magazine (ニューヨーク・マガジン)』に掲載された。
書籍では特に、トランプ大統領とそのチームは大統領選挙で勝利するとは思っておらず、選挙結果は彼らを当惑させたと主張されている。またウルフ氏はバノン氏の発言を引用して、トランプ氏の勝利を保障するものは何もなかったため、同氏の家族はある段階で金銭的投資をする用意がなかったと書いている。
またバノン氏はウルフ氏に、トランプ氏の息子がロシア人弁護士ナタリヤ・ヴェセリニツカヤ氏を含むロシア人グループと会ったことは「裏切り行為」だと考えていると語った。同面会でヴェセリニツカヤ氏がトランプ氏の主要なライバルだったヒラリー・クリントン氏に関するある種の不名誉情報について話し合うことを提案したとされている。現在、特別委員会が同面会や他の面会の状況を調査している。
またウルフ氏は、トランプ氏は毒殺を恐れているため使用人が歯ブラシに触れることを禁止しているとし、またトランプ氏は「マクドナルド」が好きだと書いている。
なおホワイトハウスは、書籍の内容を断固否定している。サンダース米大統領報道官は同書籍について、ホワイトハウスへのアクセスや影響力を持っていなかった人々の嘘の発言で満たされていると指摘し、「これらの人々がくずのタブロイド的な低俗な読み物だと述べることのできる書籍に参加したという事実は、これらの人々が必死になって自分を重要な人物に見せようとしていることを示している」と述べた。
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