スプートニク日本
格差が問題になったのは映画『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』の再撮影に際する米俳優ウォールバーグ氏と女優ミシェル・ウィリアムズ氏の出演料だ。
「Deadline」によると、150万ドル(約1億6000万円)は、セクハラや強姦被害者に法的に支援する基金「タイムズアップ」に送られる。
スキャンダルは、ウォールバーグ氏の出演料が150万ドルなのに対し、主演女優のウィリアムズ氏の出演料が1000ドル(約11万円)未満だったことが発覚した後に起きた。この事実は、男女の賃金格差の是正を求める人々を中心に憤慨させた。
ウォールバーグ氏は「ここ数日間、『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』の私の再撮影出演料は会話の重要な話題になっている。私は公正な賃金のための戦いを100%支援しており、私はミシェル・ウィリアムズの名前でタイムズアップ法的防護基金に150万ドルを寄付する」と発表した。
リドリー・スコット監督が手がける『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』には、セクハラ疑惑を持たれている米俳優ケビン・スペイシーが大富豪ジャン・ポール・ゲティ一世の役で出演していた。セクハラ疑惑が発覚した後、スコット監督はスペイシー出演シーンを全てカットし、再撮影することを決定。代役として、クリストファー・プラマー(87)が出演する。
関連ニュース