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平均で、世界の回答者の大半(62%)は「普通」だと回答し、「良かった」「最高」と答えた人は30%に留まった。しかし、ラテンアメリカ諸国やサハラ以南アフリカに住む人々が肯定的に回答する割合は50%を上回り、ナイジェリア(73%)、コロンビア(61%)、ガーナ(60%)、ブラジル(56%)、フィリピン(53%)、ペルー(50%)となった。
欧米諸国では、「良かった」と回答した人が特に多かったのは米国で44%だった。他国では平均でおよそ20%のみが「良かった」と回答し、大半(73%)は普通、そして「悪かった」が6%となった。欧州で最も前向きな回答をしたのはスウェーデンとイギリスで、「良かった」と答えた人が30%を越えた。
ロシアは全欧州数値に対応しており、回答者の23%が「良かった」、圧倒的多数(71%)が「普通」と答えた。
アジアで悲観的な回答が目立ったのは日本だ。わずか7%が「良かった」と答え、90%は「普通」、そしておよそ2%が「悪かった」と答えた。
特筆すべきなのは、傾向として、最も順風満帆な国に最も順調ではない人々が住んでいることだ。専門家は、1人当たりのGDPや寿命、高等教育の普及率といった国内の生活の質が高いほど、全てうまく行っていると答える人が少ないと指摘。文化的要因も一定の役割を果たしている。研究者によると、米国ではポジティブさや絶え間ない笑顔、幸福へと常に突き進むことが非常に重要だが、日本人は逆に、非常に抑制の効いた態度をとり、感情を表に出すことを好まない。
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