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3次元地震探査反射法技術を使って得られたデータを用いたところ、この海底の地形がおよそ3500万年前に26の溶岩流から形成されたことが明らかになった。これらの溶岩流の長さは34キロを超え、幅は15キロに達している。この構造は、複数の火山が噴火したあと形づくられた。
アバディーン大のウェブサイトに掲載された発表によると、得られたデータは現在、海面下での噴火の際、火山に何が起こるかを理解するために利用されているという。
研究に参加した一人であるニック・スコフィールド博士は、「石油の産地を探索する過程で得られた情報を用いることで、これら太古の溶岩流の詳細な地図を作成し、『指輪物語』の挿絵を彷彿とさせる驚くべき火山の地形を明らかにすることができた」と話している。