スプートニク日本
社会における不平等縮小に向けた政府の戦略について、上院議員らの質問に答えるために割り当てられていた30分の持ち時間をたった2、3分遅刻しただけでベイツ氏は到着した。
ベイツ氏は、急進的な方法でこの状況から抜け出そうと決意し、「政府を代表して議会で質問に答えてきたこの5年間、我々が礼儀と敬意を可能な限り高い水準で堅持することが必要だと私は考えてきた。[・・・]自分がいるべき場所にいなかったことを私は非常に恥じている。そのため、首相に自分の辞任を申し出る。許してほしい」と述べた。
このあと、驚いた同僚らがどよめき、「それはだめだ」と叫ぶ中、ベイツ氏は議場を出た。
ベイツ氏が去ったあと、上院議長は、「ベイツ議員の謝罪は全く十分なものだ」「私が辞任させたい大臣がいるとしても、そのような大臣全員の中で、ベイツ氏は最後になるだろう」と発言した。
中国訪問中だったメイ首相は、ベイツ氏の辞任申し出の受け入れを拒否。首相はベイツ氏の辞任を不必要と判断し、ベイツ氏を「誠実な」大臣と呼んだという。