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先にサーマンさんはワインスタイン氏との関係の詳細について一切伝えていなかったが、昨年の感謝祭(11月23日)に、ワインスタイン氏は「銃弾を受ける価値もない(銃弾1発による一瞬の死には値しない)」と発表した。
サーマンさんは、当初はワインスタイン氏と友好的な関係を持っており、ワインスタイン氏はサーマンさんの知性を褒め、仕事について話し合い、「自分が重要であることを感じさせた」という。しかしサーマンさんによると、その後しばらくしてからロンドンのサヴォイ・ホテルの部屋でワインスタイン氏はサーマンさんに襲いかかり、ベッドに押し倒した。
サーマンさんは、ワインスタイン氏が服を脱ごうとし、「不愉快な行為」をしたが、逃げ出すことができたと振り返っている。なお翌日、サーマンさんのもとにワインスタイン氏から大きなバラの花束が届いたという。
またサーマンさんによると、ワインスタイン氏はその後再びサーマンさんを誘おうとしたが、サーマンさんはこの事をみんなに話すと脅した。するとワインスタイン氏はサーマンさんのキャリアを潰すと脅したという。サーマンさんはこの出来事を映画監督のタランティーノ氏に話した。タランティーノ氏は2017年10月、ワインスタイン氏の女優に対するセクハラ行為を知っていたが、何もしなかったことを記者団に認めた。
サーマンさんは、別の件でもタランティーノ氏を批判している。タランティーノ氏の映画『キル・ビル』の撮影中に、スタントマンの代わりに全く整備されていないと思われる自動車を運転するよう同氏に強要されたという。そして撮影中に事故が起こり、サーマンさんは首と膝を負傷、歩けないのではないかと恐れたという。
サーマンさんは映画スタジオに事故の動画のコピーを求めたが、拒否された。サーマンさんは約15年間も動画を受け取ることができず、今になってその断片が渡されたという(それはニューヨーク・タイムズで公開された)。
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