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米国の新たな核戦略指針に対するこのような見方を、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が示し、米国の態度は北朝鮮政府による自国の核兵器開発の正当性を立証していると指摘した。朝鮮中央通信(KCNA)が6日夜に伝えた。
北朝鮮外務省付属米国研究所長の声明では米国について、核兵器を使用した唯一の国となった「核犯罪国家」と名指しし、広島と長崎で「数十万人の頭上に核の大惨事を浴びせた」としている。同通信によれば、米政府は「絶対的な核の優位に基づいて世界に君臨するという野心的企ての実現」を目指す不変の政策を堅持している。
さらに声明は、北朝鮮が「平和を愛する責任ある核大国」として、「敵意ある侵略勢力が主権と(国の)利益に対する侵害を企てない限り」、核兵器を使用したり核兵器による威嚇を行ったりしないと指摘している。