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クリス・アルセノさん(58)は年金生活に入る前は車掌として働き、現在シェルターには300匹の猫がいる。アルセノさんは家の大部分を改築。猫用の部屋にはハンモックが張られ、庭には柵と餌入れが設置された。自身は9平方メートルの部屋で過ごしている。
アルセノさんによると、猫はバイク事故で亡くなった息子の喪失を乗り越えるよう助けてくれた。最初は、鉄道駅付近から拾った30匹ほどの子猫から始まった。現在はほぼ全ての時間を猫に捧げている。朝には猫に餌をやり、夜にはトイレを変え、家を掃除する。
アルセノさんは「動物が大好きなんです。子供の時はうさぎやネズミ、犬を飼っていました。彼らはいつも私の情熱の対象でした」と語る。
ニューヨーク・ポストによると、2016年にはシェルター維持に10万1000ドル(約1100万円)がかかった。うち8万ドルが食料で、2万1000ドルが医療費だ。資金は自費のほか、現地住民の協力の下賄われている。
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