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ブロックチェーン技術を活用した仮想ペット繁殖ゲームは全く新しい現象だ。アクシオム・ゼン社が11月に公開した先駆的ゲーム「CryptoKitties」は、プロックチェーン・プラットフォーム「イーサリアム」で機能する。
Anyone who wants to learn about #blockchain, buy $20 worth of ETH, install @metamask_io, and go buy some @CryptoKitties! pic.twitter.com/sAzHph6UuM
— Lindsey Galloway (@SavvyLindz) 3 декабря 2017 г.
90年中頃、ほとんど全世界の子供たちや若者は日本発のゲーム「たまごっち」に熱中していた。たまごっちは仮想ペットを育て、世話をするゲーム。多くの子供は夢中になりすぎて、授業中でもガジェットを手放さなかったほどだ。たまごっちが死ぬなどすると、心の底から悲しむ人もいた。技術的には進歩したものだが、現在も同様の現象は起きている。
Got questions for cat-loving crypto experts? The CryptoKitties team is joining us on TNW Answers https://t.co/vk1aXcBGjK
— TNW (@TheNextWeb) 7 февраля 2018 г.
「仮想ペットの人気は『一人っ子』時代と直結していると考える。そのため、こうした子供たちが育つ間、仮想ペットは多くの注意と保護、愛情を得る。だが、仮想ペット自身には誰かに愛を与える能力はない。そのためこうした仮想ペット繁殖ゲームは一定程度、面倒見と繁殖に関係した感情を経験する助けになる。ゲームのプロセスでユーザーは誰かに必要とされる価値という感情を経験する。だがこれは、こうしたゲームの人気の唯一の理由ではない。仮想ペットと現実のペットの間には根本的な差がある。現実のペットにはより多くの時間とエネルギーを費やす必要がある。多くの若い人々にとってこれは困難だ。だが仮想ペットには金銭や空き時間を費やすだけで十分であり、しかも時折のことだ。誰もコントロールせず、誰からもコントロールされない。それに責任も非常に小さい。総じて、仮想ペット繁殖ゲームは若い人々に、現実生活では足りない感情を経験することを可能にすると言うことができる。」
筆者: レオニド・コヴァチッチ
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