米情報機関 トランプ大統領訪中時の核のボタンをめぐるいざこざ報道を否定

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米情報機関は、19日、一連のマスコミが、2017年11月のトランプ大統領の訪中時にエージェントの1人とホワイトハウスのケリー長官が「核のボタン」が原因で中国の安全保障機関の代表らとの喧嘩に介入したと報じた情報を否定した。AFP通信が報じた。

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この情報は19日、米国の新興メディア「アクシオス(Axios)」によって報じられたが、翌20日、米情報機関はこれを否定した。

ツィッターには「2017年11月の米大統領の訪中に随行した情報機関エージェントについての情報は嘘である」というメッセージが掲載された。

先に、英紙ガーディアンがトランプ米大統領の昨年の訪中時、「核のフットボール」が原因で米中特殊部隊が揉み合いになったと伝えた。

同紙によると、事件は昨年11月9日に起きた。トランプ氏が習近平国家主席との首脳会談のため人民大会堂に入室し、常に米大統領に随行する「フットボール」を持った隊員が後に続いた。しかし、中国側の警備員は隊員を通さなかった。米国の代表団メンバーは同行中のケリー大統領首席補佐官を呼ぶと、ケリー氏は「入りますよ」との言葉とともに会堂へ入室を試みた。

「その後、混乱が起きた。中国側の警備員がケリー氏の腕をつかむと、ケリー氏は腕を振り払った。続いて米特殊部隊員が中国の警備員を掴み、床に倒した」とガーディアンは報じている。

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