NASA、「水の」大気が存在する惑星を発見

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NASAはハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡を用いて、乙女座に極めて珍しい惑星「WASP-39b」を発見した。地球からの距離は700光年で、大気中には大量の水が存在する。

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研究者のデビッド・シング氏は発見について、「WASP-39bの発見は、太陽系外惑星が化学組成と歴史において太陽系の天体と全く異なる可能性があることを示している。他のこうした変わった天体を発見することは、惑星がいかに形成され進化するかという秘密を明かす助けになると期待している」とコメントした。

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シング氏とそのチームは、水は地球のように惑星表面だけでなく、土星または木星のように惑星の大気中に存在する可能性があるとの結論に至った。

WASP-39bは7年前に発見された巨大ガス惑星。恒星に近いため高温に熱せられた大気は大きく膨張しており、惑星のサイズは木星と同程度だ。しかし、質量は3割ほどである。

WASP-39bの大気中には水素、アンモニア、メタンおよび他の炭化水素の分子だけでなく、水も存在すると発見された。保有量は他の巨大ガス惑星の数十倍多い。この現象は、シング氏によると、説明が非常に困難だ。おそらく、惑星は現在いる場所ではない星系の端で「生ま」れ、その後移住してきたのだという。

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