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男女のミイラはおよそ100年前、エジプトで見つかった。大英博物館の物理人類学局の学芸員、ダニエル・アントワン氏が最新の手段を用いて身体の模様をより詳細に調べた。
男性のミイラの上腕部に雄牛と羊を描いたとみられる模様が見つかった。女性のミイラの上腕部と肩には印の模様が見つかった。
© 写真 : The Trustees of the British Museum5千年前のタトゥー
5千年前のタトゥー
© 写真 : The Trustees of the British Museum
今回の発見はラムセス1世時代、およそ3000年前の女性のミイラから発見されたタトゥーより古く、最古のタトゥーの記録が更新された。また、今まで発見されていたタトゥーはより単純な模様で、直線や点からなっていた。
この発見はまた、古代においてタトゥーは女性にしかないと考えられていたが、その見解を覆し、性別に関係なくタトゥーが行われていたことを示すものである点でも重要だ。
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