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研究結果は『米国科学アカデミー紀要』(Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された。
研究の立案者パヴェル・ゴールドスタイン氏によると、研究を行うきっかけとなったのは妻の出産。同氏は(出産の時)「私の妻は痛がっていた。そこで私が考えることができたのはただ一つ。どうやって彼女を助けるか?ということだった。私は彼女の手を握った。これが役立ったように思う」と語った。
研究者たちは、この現象の科学的根拠を見つけるために23歳から32歳までの異性愛者カップル22組にテストを行った。パートナーが隣に座っている状況、手をつないでいる状況、別々の部屋にいる状況という3つのシナリオで脳活動を測定した。
またこの3つのシナリオは、女性に軽い痛みを与えた状況でも行われた。
結果、カップルが手をつないでいた時は脳波の同調が最大に達し、痛みも緩和されたことがわかった。なお手をつないだ後、痛みは平均34%和らいだ。
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