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ブルームバーグ通信がホーキング博士の家族の話を引用して伝えたところによると、ホーキング博士は14日午前、ケンブリッジの自宅で穏やかに死去したという。
ホーキング博士は、ビッグバンやブラックホールの理論を研究していた。小さな質量のブラックホールはエネルギーを失い、「事象の地平線」に沿って拡散し、徐々に消えるという理論を提唱した。
ブラックホールによって放出されるエネルギーは「ホーキング放射」と名付けられた。
ホーキング博士は1988年に出版された『A Brief History of Time』により科学の普及者として有名になった。
ホーキング博士は1963年の22歳の時に筋萎縮性側索硬化症と診断された。全身麻痺にもかかわらずホーキング博士は科学に従事し、教鞭をとり、コンピュータによる合成音声を利用して世界とコミュニケーションをとり活動的な生活を送った。
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