魅惑の美

岡靖知による「生きた肖像」の秘密
これは写真?コンピューター・グラフィックス?岡靖知氏の作品を最初に見たとき、画家がこのような信じられないほどリアルな肖像画を、絵筆と絵の具だけを使って創造していると信じるのは難しい。 女性たちは実に生き生きとして見えるので、もう少しでキャンバスから動き出すように感じられる。だが、岡氏はコンピューター技術を利用しないだけではなく、絵画を学んだことさえ一度もないのだ。この名人の秘密を「スプートニク」がご紹介する。
愛知県出身の岡靖知氏(34)の作品は、人々の間で常に当惑を呼び起こし、岡氏は度々、これが高品質の写真ではなく、油絵であると説明しなければならなくなる。岡氏は度々若い女性を描くが、岡氏が認めるところによると、キャンバス上の肖像は部分的にのみ実在の人々であって、岡氏は自身の空想から彼らの姿に多くのものを付け足している。
岡靖知
スプートニク:
どこで勉強されましたか?
岡靖知:
美術大学には行っておりましたが、デザイン関係の学科だったため、油絵の技術は独学で学びました。最初は書店で売っている「初心者から始める油絵」のような技法書から基礎を始めて、徐々に写実的な画家の技法書を参考にして上達していきました。
スプートニク:
どこでインスピレーションを探されますか?
岡靖知:
西洋絵画が好きで特に新古典主義やラファエル前派などの神秘的かつ具象的な絵画作品に憧れと尊敬の念が深いので、そういったオールドマスターの作品からインスピレーションを受けることが多いです。(ロシア絵画のイリヤ・レービンも好きで画集を持っております)
スプートニク:
一つの絵画を作るために何日間位かかるでしょうか?
岡靖知:
大きさにもよりますが10号(53×45㎝)の作品で一か月以上かかると思います。
スプートニク:
絵画の創造では一番難しいのは?
岡靖知:
岡靖知:一点ものとして、過去の複製にならないよう新しい構図や変化を作品に付加していく作業が悩ましくて難しく感じます。その反面上手くいったときの喜びもあります。
スプートニク:
写真のように見える絵画をご創造されますね。秘密がござるでしょうか?
岡靖知:
美しいものを描きたいと言う欲求が強いので、万人に理解できる形の美を追求していくとリアリティのある写実作品に行きつきました。
一部の人々は、岡氏の作品の秘密が、色彩の系列の巧みな選択にあると考えているが、岡氏の作品を見ると、その絵は劣らず生き生きとしている。
岡氏の作品は芸術雑誌に掲載されている他、画家による個展も開かれている。より詳しい情報は、岡氏個人のブログで知ることができる。
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