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ウィリアム・クラウス教授の研究は、中度ないし大きな負荷の運動を短い期間でも行うことは大半の人びとにとって効果があると示した。中程度の負荷の運動は例えば会話を続けることが難しいくらいの早歩きである。1日で計30分こうした運動を行う方が、一度に30分運動をこなすより効果がある可能性がある。
クラウス教授と米国立がん研究所の研究チームは40歳以上で同研究所で健康診断と食事の検査を行った4840人のデータを分析した。
研究の結果、1日20分未満の運動を行う人の中で最も死亡リスクが高かった。1日1時間運動を行う人のグループでは死亡リスクは57%に減少。1日100分以上のグループは76%も減少した。クラウス教授は「運動を長くするほど、その効果は大きい」と指摘する。