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これについては、グーグルの公式ブログで伝えられている。
ニューラルネットワークの特性の一つは、大量のデータの中から、普通の人には見分けがつかない法則性を発見する能力にある。土井さんは、同一の料理の調理の様子が具体的な料理人や道具、その他の要素に依存しており、それに応じてこれらの特徴を、ニューラルネットワークを使って判断できると仮定した。
土井さんはインターネットで、レストラン41軒からの写真4万8244枚を収集。その後、不適当な画像を捨て、残った全てを具体的なレストランと比較した。その結果、それぞれのレストランのラーメンが盛り付けられた皿の写真およそ1170枚から成るデータの組み合わせが手に入った。
土井さんはこれら全てを、イメージ識別用ニューラルネットワークモデルの開発を可能にする「Google AutoML Vision」というサービスにアップロード。
ML の知識がなくても、任意の画像を用いて ML モデルの学習を簡単に行えるサービス AutoML Vision の実力を検証! #ラーメン二郎 の写真から、どこの店舗で作られたラーメンかを予測。メルカリのブランド品識別に関する驚きの精度もご紹介。https://t.co/qGFFcA4866 #gcpja pic.twitter.com/GEeKmK13EX
— Google Cloud JP (@googlecloud_jp) March 27, 2018
その結果、24回の機械学習の後、土井さんは、41のチェーン店のラーメンが盛り付けられた皿の写真を94.5%の精度で分類できるプログラムを手に入れた。
プロジェクトの考案者は、ニューラルネットワークが写真を正しく分類したのは、写真に同一の皿と机が写っていた時で、このことから、ニューラルネットワークが料理そのもの、例えば肉の大きさや配膳のタイプにおける違いを判断することを習得したと推測することができる、と指摘している。
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