セクハラ疑惑の事務次官、「反省」でお咎めなし 麻生氏対応

© AP Photo / Koji Sasahara麻生太郎財務相
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12日発売の週刊新潮で、財務省の福田淳一事務次官がセクハラ行為を重ねたと報じられたことについて、麻生太郎財務相は、事実関係の確認や処分を行わない方針を示した。朝日新聞が報じた。

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同誌によると、福田氏は30代女性記者に対し、飲食店で「胸触っていい?」と繰り返し述べた。学校法人「森友学園」との国有地取引が、国会で強く追求された時期だったとしている。

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福田氏は、やりとりが定かではなく「確認しようもない」とした上で、誤解を招かないよう気をつけると釈明したと麻生氏は説明。麻生氏に釈明に対し、緊張感をもつよう注意するだけで、事実上のお咎めなしの対応を明らかにした。事実関係の確認や処分を求める野党側に対し、麻生氏は「十分な反省があった」として、訓戒だけで「十分だと思っている」と取り合わなかった。

野党は猛反発。共産党の志位和夫委員長は同日の記者会見で、「事実とすれば言語道断」と批判し、事実ならば即座に罷免に値すると指摘。立憲民主党の辻元清美国対委員長も同様に、事実であれば更迭すべきだと述べた。

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