スプートニク日本
ある日本商社の代表者は同通信に対し、「我々はルサールに対し、我々の長期契約に関するアルミニウムの発送を中止するよう要請した。我々が米ドルで支払いを行うことができないことと、米国による2次制裁を受けたくないことがその理由だ」と述べた。同通信によると、三菱商事や丸紅、住友商事、三井物産といった日本の商社がルサールと供給契約を結んでいる。
住友商事の広報担当者は同通信に対し、代替となる供給元について交渉が現時点で行われていると述べた。複数の筋によると、各商社はロシアからのアルミニウムの代わりを、オーストラリアや中東、マレーシア、インドで探すことになるという。日本アルミニウム協会のデータでは、日本は以前、ロシアでおよそ30万トンのアルミニウムを買い付けていた。
6日、米国はロシアに対して新たな制裁を導入し、制裁リストにはロシアの一連の大実業家とこれら実業家の企業が入れられた。
ルサールは、世界のアルミニウム分野をリードする企業で、世界のアルミニウムと酸化アルミニウム(アルミナ)の生産のおよそ6%を占めている。