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韓国は2015年、北朝鮮に対する「心理戦」の一環として、拡声器を使って北朝鮮の体制や指導部を一日に数時間批判する宣伝放送を11年ぶりに再開した。
韓国国防省によると、宣伝放送の中止は「南北首脳会談を前に平和的な雰囲気づくりと、軍事的緊張を緩和する」ためだという。
国防省は「我々は同措置が互いの批判や、互いに対するプロパガンダの中止につながることに期待している」と発表した。聯合ニュースが報じた。
韓国が数十個の拡声器を使った北朝鮮に対する宣伝放送をはじめたのは1963年。北朝鮮は対抗措置を取った。2015年、双方は軍事境界線付近の宣伝放送を中止する協定を結んだ。しかし、北朝鮮が4度目となる核兵器実験を実施したことを受け、韓国が2016年1月に宣伝放送を開始。韓国からの放送には、北朝鮮指導者への批判や韓国で人気の音楽が含まれていた。
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