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ラブロフ氏は、シリアでは「東グータ地区が過激派から解放された時、ダーイシュ(イスラム国、IS)との戦いだけでなく、テロリストの残党との戦いにおいても根本的な変化が示された」と指摘した。
あらゆる公平なオブザーバーにとっては、こうした行為が「化学兵器禁止機関の調査官筋による調査を潰す」試みであったことが理解されるとしている。
ラブロフ氏は、「そしてアスタナプロセスにおける保証国(ロシア、イラン、トルコ)の提案によって多くの点で、シリア解決の軌道において強固になった非常に肯定的な傾向を弱めること」だと付け加えた。
ラブロフ氏はさらに、米国とその同盟国のシリア攻撃を支持した諸国は強いられて支持したと指摘した。
米英仏は14日朝、シリア政府が化学兵器製造に使用していると3国が断定した施設にミサイル攻撃を行った。日本時間で14日9時41分から11時10分まで、米英仏はシリアに100基を超えるミサイルを撃ち込んだが、その大部分はシリアの対空防衛によって迎撃された。ロシア軍は迎撃には加わらず、すべての発射を追跡するにとどまった。
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