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外相らは、ロシアに対する経済制裁がミンスク合意の履行と「はっきり関連している」と述べている。
また、承認されている国境の範囲内でのウクライナの主権と領土保全を支持する、とも述べている。その他、ロシア政府がドンバスでの紛争に対して責任を負っているとして、この地域における「状況を即座に安定させる」ようロシア政府に求めている。
ロシアと西側諸国の関係は、ウクライナ危機とクリミアのロシアへの復帰を背景に悪化した。
クリミアは、2014年3月に実施された住民投票の後、再びロシアの地域となった。住民投票では、ウクライナで発生した2月の国家クーデターの合法性を認めない住民の大多数が、ロシアの構成主体に入ることに賛成票を投じた。
ロシアは、クリミアでの住民投票の実施について、国際法と国連憲章に合致していると強調している。
ロシア政府は、自らがウクライナ内部の紛争の当事者ではなく、ドンバスでの出来事に関わりはない、またウクライナが政治・経済危機を克服することに関心を持っていると何回も表明している。