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昨年、成田空港の出発ロビーでは、放置されたスーツケースが約250個見つかった。関西空港も負けてはいない。同空港では捨てられたスーツケースが2013年比3倍超の258個見つかった。
羽田空港では毎月10個以上の放置スーツケースが見つかっている。また千歳空港では毎年100個以上のスーツケースが置き去りにされている。
2020年東京オリンピック・パラリンピックが近づくにつれ、訪日外国人観光客の数は間違いなく増加するだろう。そのため放置スーツケースの数が増える可能性もある。
空港当局と警察は恐怖におののいている。なぜなら日本の法律では、置き去りにされたスーツケースは遺失物とみなされ、近くの警察署に届けられ、そこで少なくとも3ヶ月保管されるが、現時点ですでに十分な保管場所がないからだ。
さらに世界中でテロが増えている状況の中、放置されたスーツケースの爆発物あるいは危険物質の有無を1つずつ調べなければならない。これにより空港保安警備部の仕事が増える。
なぜこのような現象が起こっているのだろうか?最も可能性が高いのは、空港で荷物を預ける際に超過料金の支払いを避けるためだ。外国人旅行者たちは荷物を減らすために、大量に買ったお土産を新しく購入したかばんやスーツケースに詰め込み、古いスーツケースを捨て去っているとみられる。
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